相続放棄の申述後に届く「照会書」とは——家庭裁判所への回答書の書き方と注意点
相続放棄の申述後に家庭裁判所から届く照会書の役割と、回答書に記入する際の注意点をわかりやすく解説します。
照会書とはどんな書類か
家庭裁判所に相続放棄の申述書を提出すると、多くの場合、数週間から1か月程度の間に「照会書(回答書)」と呼ばれる書類が申述人宛てに郵送されてきます。これは、申述の内容が本人の意思に基づくものであり、法律上の要件を満たしているかを家庭裁判所が確認するための手続きです。照会書が届くこと自体は通常の流れであり、不安になる必要はありませんが、内容を正確に記入して返送することが相続放棄を成立させるうえで欠かせないステップになります。
照会書で確認される主な内容
照会書では主に、被相続人が亡くなったことをいつ知ったか、相続財産の内容をどの程度把握しているか、相続放棄が自分の意思によるものか、他の相続人から強制されていないか、といった点が質問されます。特に「自分が相続人になったことを知った日」は、相続放棄の3ヶ月の期限の起算日と関わるため、実際の経緯に沿って正確に記入する必要があります。
回答書を書くときの注意点
回答書に記入する内容は、申述書に記載した内容と矛盾しないようにすることが大切です。日付や経緯にズレがあると、家庭裁判所から追加の確認を求められたり、最悪の場合は申述が認められなかったりする可能性があります。記入内容に不安がある場合は、提出前に司法書士や弁護士に確認してもらうと安心です。
照会書への回答を放置するとどうなるか
照会書は返送期限が定められていることが多く、期限内に返送しないと家庭裁判所から連絡が来たり、手続きが滞ったりする可能性があります。引っ越しなどで住所が変わっている場合は、あらかじめ家庭裁判所に届出先の住所を伝えておくことも忘れないようにしましょう。照会書は相続放棄を確定させるための重要な書類であることを理解し、届いたら速やかに対応することが大切です。
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